こんばんは、白衣の投資家ライダーです。
今回は、吸入器の使い方は難しいという話をしたいと思います。
今回の目次は下記になります。
1.働いていて思うこと
2.吸入器は操作が難しいものが多い
3.どういうトラブルが多いのか
4.ではどうするべきか
5.最後に
1.働いていて思うこと
私自身、薬剤師歴としては5年以上が経過しました。その間、多くの患者さんや医療スタッフと関わってきて思うのが、結構な人が吸入器を正しく使えていない可能性がある、ということです。これは患者さん以外にも看護師などの医療スタッフにも言えることですけどね。ここでいう正しく使う、というのは初回操作が必要なものから始まって、吸入後のうがいまで行うことを含めているのですが、多くの方が初回操作をせずに使用していたり、初回操作をし続けてしまって予定よりも早く吸入が終了してしまうという方、うがいをしない方等様々な方がいます。
2.吸入器は操作が難しいものが多い
具体的な薬品名は避けますが、吸入器は操作が難しいものが多いです。上記に示したように初回操作が必要なものもあればいらないものもあったり、カプセルをセットするものもあれば口にくわえて吸うだけのものだったり。吸入器という一分野だけでも多種多様なものがあります。
3.どういうトラブルが多いのか
一番多いのが初回操作の有無。薬局や病院で一通りの説明はさせていただいていますが、この初回操作をすっ飛ばす人が多いように感じます。初回操作をすっ飛ばすと効果が得られない事があるのでしっかりとやって頂きたいと思います。
あとは毎回初回操作をしてしまうケース。毎回初回操作をしてしまうとそれだけ薬を無駄遣いしていることになりますから、初回操作、という文字通り最初の一回だけ行うようにしましょう。
4.ではどうするべきか
繰り返しになりますが、吸入器は本当に難しいのです。なので
患者さんは、しっかりと操作説明を聞くことと、分からないことはちゃんと聞くこと
医療者側は、わかるまで丁寧に説明し、可能なら後日にしっかりと操作できているか電話等で確認する
ようにしましょう。そうすることでいくらか吸入器のトラブルは防ぐことができるように思います。
5.最後に
今回の記事はどうだったでしょうか。下手すればずっと長い年月をかけて吸入器の使用方法を間違ったまま使用している人もいるかもしれません。ぜひ、吸入器を使用する際は今一度説明書を見て正しく吸入できているかを確認してみてください。
また疑問点がある際には遠慮なく医療スタッフに聞いてみましょう。きっと丁寧に説明してくれるはずですよ。
ではまた!!