こんばんは、白衣の投資家ライダーです。
今回は、これから生き残る薬剤師とはどのような薬剤師かという話をしていこうと思います。
※なお今回の記事はAIの今の現状と今後の可能性を考慮するとこうなるであろうという私の推測になります。なので将来確実にこうなるということを保証するものではありません。そこを念頭に置いて記事を読んでいただければと思います。
今回の目次は下記になります。
1.まずは前回の記事のおさらいから
2.おそらく少しずつAIが仕事を奪っていく
3.人員は減りながらも残る薬剤師とは?
4.最後に
1.まずは前回の記事のおさらいから
まずは前回の記事のおさらいです。下記に示したように、前回の記事で私は薬剤師の仕事はAIに取られる、と結論を述べました。
lab-coat-investor-rider.hatenablog.com
しかし薬剤師業務の中でも下記に示したように一部は薬剤師が業務をするだろうという話にもなりましたね。
・処方箋受付⇒AIに代わる
・処方鑑査⇒部分的にAIに代わる
・調剤⇒部分的にAIに代わる
・監査⇒AIでは不十分
・服薬指導⇒AIでは不十分
・必要に応じて疑義照会⇒AIでは不十分
・在宅業務⇒AIでは不十分
・抗がん剤や輸液の調整⇒AIでは不十分
じゃあ今回の本題として、ある日突然上記に示した業務になるのかというとそうではないというのが私の考えです。
2.おそらく少しずつAIが仕事を奪っていく
おそらく単純な業務をまずはAIが行い、事務員や薬剤師数人がサポートするという形になると想定されます。たとえば処方箋受付をAIが認識する等が良い例でしょうか。それを数年行い、徐々に下部の仕事をAIが担っていく、それと同時に人間は必要最低限の人数で良いから5人の薬剤師が4人、3人、2人・・・となっていくと予想します。
AIが導入されればそれほど人に人件費を支払わなくて良くなりますからね。経営的にはメリットが大きくなります。そして店舗にいる薬剤師が減るのは容易に想像がつきます。
3.人員は減りながらも残る薬剤師とは?
ではここで人員が減らされても残る薬剤師はどのような人物なのでしょうか?
それを語る前に今後の算定の話をしましょう。算定とは、簡単にいうと患者さんが支払う料金のことです。
おそらく今後、○○認定薬剤師指導加算等の何かしらの分野に精通した薬剤師の指導に対する加算が登場してくるではないかと思います。この認定薬剤師等というのは簡単に言うと、その分野の勉強を頑張ってやってます、という証だと考えてください。
その分野のプロが指導するのだから、患者さんからすると頼りがいのある薬剤師なわけです。今の時代、薬剤師は国家試験を通過すると誰でもなれますが、その先の認定や専門薬剤師というのはそれ相応の勉強をしている人しかなることができませんからね。十分なステータスと言えます。そうなると業務はAIによる単純業務と専門性を持った薬剤師によるしっかりとした患者指導になっていくだろうと予想されます。これこそが患者と向き合った医療だと思いませんか?普通の薬剤師免許だけ持った人が入り込める隙は今よりも確実に狭くなると思います。
つまり、生き残る薬剤師というのは
認定や専門等の薬剤師+αの資格を持った人
と私は考えます。
4.最後に
今回の記事はどうだったでしょうか。繰り返しになりますが、今回の記事はAIの現状と今後の将来性から私が考えたことになります。なので、AIと薬剤師が共存する可能性だってありますし、○○認定薬剤師指導加算なんかも今後全く出てこないかもしれません。
でも薬剤師だから安泰、という時代はもう終わるのかなと思ってます。だって薬剤師は今も昔も国家試験合格すればほぼ間違いなくなれてしまいますが、昔より科学技術は進歩しています。多くの企業でAIが導入されているのに医療業界だけ取り残される、というのは考えにくいでしょう。今後AIが完全導入された時にあなたはAIを超える薬剤師でありたいですよね?そのために何をするべきかを今から考えていきましょう。
ではまた!!