どうもこんばんは、白衣の投資家ライダーです。
今回は薬に関することで、一包化について話をしていきたいと思います。
今回の目次は下記になります。
1.一包化とは
2.メリット
3.デメリット
4.一包化の条件?
5.一包化できない薬もある
6.最後に
1.一包化とは
皆さんは一包化って聞いたことがある人はいますか?
人によっては薬局で透明な袋に複数の薬が入ったものをもらった方がいるかもしれません。
それを一包化と言います。
2.メリット
なぜそのようなことをするのでしょうか?
メリットがあるからなんですね!
その一包化のメリットとは・・・・
①用法用量を守って服用することができる
人によって、たとえば毎食後服用、1日2回朝夕食後、1日1回朝食後の薬をもらったとします。
すると袋が複数に分かれてしまって、毎食後の薬と朝夕食後の薬はきちんと服用できますが、うっかりと1日1回服用する朝食後の薬を服用忘れをしてしまうことがあるかもしれません。
それが一つの袋にまとめて入っていると忘れずに服用することができると思いませんか?
これがメリットの1つ目。
また、1回2錠の薬を1回1錠で服用してしまうことも、袋に入れてあると忘れずに服用できますよね。
②薬が取り出しやすい
シートから薬を取り出すことが難しい人もいます。
しかし、袋に入っていると袋を切るだけで良いので簡単です。
③シートの誤飲を防ぐことができる
人によってはシートから薬を出さずに、誤ってシートごと服用してしまう人がいます。
すると食道を傷つけてしまって一大事に繋がります。
それを防ぐ目的もあります。
3.デメリット
①調剤に時間がかかる(患者さんからすれば待ち時間が増えることがある)
シートだと棚から薬を取り出す→鑑査で終わりですが、一包化の場合はシートから取り出す→機械で袋詰めされるのを待つ→鑑査するという流れになるのでどうしても時間がかかります。患者さんからすれば薬局での待ち時間は長くなってしまう場合がありますので薬剤師さんは事前に説明をする必要があります。
②薬の名前がわかりづらい
シートから取り出すと、場合によってはすべて白い粒に見えます。こうなると患者さんからすればどれがどの薬かがわからなくなってしまいます。そこで薬の説明書を見てやっとこういう効果のある薬なのかと理解できますが、正直手間がかかってしまいます。
③調節するような薬がある場合は向かない
便の薬等、医師から状態をみて調節をするようにと指示されたものに関しては、一包化してしまうと場合によっては調節ができなくなってしまいます。
そんな時は、薬局などでこの薬は一包化は不要ですと伝えるようにしましょう。もちろん一包化不要を伝える前に薬剤師の方から聞いてくる場合もあるかもしれませんので、その時は医師から調節するように説明を受けているので不要ですと答えましょう。
④費用が高くなる
一包化という作業上、どうしても手間がかかります。なので一包化加算という追加料金がかかってしまいます。
しかし、多くの場合はメリットの方がずば抜けて高いので一包化を行います。
4.一包化の条件?
そんな一包化にも条件があります。
①医師や薬剤師が必要と判断しないと厳しい
飲み間違いや残薬があり、一包化すると改善する可能性がある場合は、GOサインが出ることが多いです。
②2剤以上の内服薬もしくは1剤で3種類以上の内服薬を服用時点ごとに一包化を行うことが算定の条件である
つまり朝に1錠だけ飲んでるが、一包化してほしいという希望があっても難しいことがあります。(できなくはないですが、病院、薬局と要相談です)
5.一包化できない薬もある
この便利な一包化。実は全ての薬でできるわけではないです。
湿気に弱い薬だったり、光に弱い薬の場合は、一包化はできません。
これは注意が必要です。
6.最後に
・一包化にはメリット、デメリットがあるのでしっかりと押さえましょう。
・一包化の条件も押さえておくべきです。
・一包化できない薬もあるので、注意が必要です。
今回は以上です。
ではまた!!